story 66

2021.08.18

 

 

オープンした時既に、現社長の河野からは「早期に次を出店したい!」と言われていました。

森内しかり、河野しかり 、、、

力のある人間は何らかの形で自分たちの自由になり、自分が作り上げたという実績のお店を持ちたいものです。

 

12月も過ぎて、だいぶ売上げも先が見えるようになったそんな中「次の出店」という話しが出てきます。

場所は銀座。。。

今でこそ銀座は美容室飽和状態ですが、当時はまだまだ未開拓で、 特に表参道界隈の有名サロンの進出は皆無でした。

なかには「銀座なんかには絶対出さない!」っておっしゃってた経営者もいますが、、、

ちゃっかり今は店舗出してたりしますけど(笑)。

「いつか銀座でも勝負したい!」という話しはもともとしていました。

 

僕自身過去に、3、4年間働いていた経験もあって、ある程度の状況とか客層は想像できていて、やれば絶対成功できるという気持ちは持っていました。

ただ200坪の規模を安定させる状況にはまだまだ。。。

せっかくあんな素晴らしいロケーションでお店が出せて、やっとこれからだというのにもう次の出店。。。

普通の経営者ならば、「まだ早い!」という判断だと思いますが、、、

 

これを言いだしたのはもちろん河野。

 当時NO1、2の売上げを誇る河野と秋葉で店を出したいと、、

二人ともプレイヤーとして乗ってる時でしたからね~(笑)。

力があるプレイヤーは、経営者の事情なんかはどうでも良くて、自分たちが満足(成長)できる環境を与えて貰えるか!?

自分たちがパイオニアとなって、銀座を表参道と同じ様な新たなビューティーの『聖地』にしたい!と。

美容師は力があれば、より高い目標や理想を目指すのは当然です。

昔からずっと変わらずそうです。

 

僕の場合はちょっと違ったけど、自分たちの理想を理解、共有、応援してもらえるのか?ということを求めてしまうということは繰り返され続けます。

そんなときに上の立場人間がどの様に理解を示しサポートできるか?

ここが交わらなければ確実に心は離れて行きます。

いまでもそれは変わらない事だと思います。

 

以前の回でも書きましたが、、、

GARDENは僕たち3人が経営者となりスタートしたお店ではあるけど、一緒について来てくれた幹部達が居たからこそ。

 そもそもの「アジアのリーディングカンパニー」というヴィジョンも、それくらいの大きな夢の公倍数の中にしか、全員の夢を叶えられないという想いから。

 拡大も利益も言ってみれば「結果そうなった」というだけで、一人一人の夢や可能性を最大限に後押しすること。

 僕の中では最終的にそう判断して銀座ヘの出店も決めていきます。

もちろん経営者として上手く行くという算段はありましたが、、(笑)

そしてそこがとても重要ですけど。。。