story 16

2021.04.16

 

卒業の頃になるとそれぞれに就職という話しになって来る。

 あれだけ「ヘアメイク!」ってワクワクして美容の世界に入ったんだけど、、

 アルバイトに必死で、いつの間にか美容学校に行って卒業することが大きな目標みたいになってしまっていた僕は、どこに就職するとかもあまり興味がなくなっていた。。。

 

その頃だったと思うんだけど、、

神奈川から茨城に転校した中学年生の時に同じクラスで、すごく頭がよくて高校もトップクラスの高校に行って、その後東京の大学に行ったとか専門に学校に行ったとか、、

 バイト帰りだったか、、新宿の地下街で偶然彼女とすれ違った。

 

「あれ!~ちゃん!?」

  当時の彼女は恵比寿のバンタンに通っていてなんとなく共通の知り合いがいたりなど、、

 そこから友達なんかとも一諸に色々遊ぶ様になった。

 もともとファッションにも興味があった自分は彼女とのやりとりの中で流行通信」「装苑」「アンアン」なんかも普通に目を通す様になり、少しずつまたヘアメイクへの夢みたいなものが膨らんで行った。

 

それが現在もお世話になっている奥様(笑)。

 この後も当たり前のことながら、僕の人生に大きな影響を与えて行くんだけど、、

これもまた新宿の美容学校に通っていたからこその「運命」の巡り合せ、、、?

 そんな感じでいわゆる原宿、青山、表参道あたりで雑誌に出てる様な有名サロンに興味を持ちはじめた。

 

とはいえ学校の先生に進められて何軒か面接は受けてみたけど、有名サロンは人気があって応募者が殺到していて全てアウト。

 かなり後になってそのお店のオーナーさんとは話す機会があって、「残念なことしたな~」なんてお世辞で言ってもらったけど、、美容業界ではよくありがちな話しだよね、、

 そんな時にある雑誌で見つけたサロンに面接に行ってみたらなんとかギリギリで合格をもらい、そこで僕の美容師人生がスタートする。