story 3

2021.04.06

 

営業マンの仕事

 

 

「この地区を担当になりました!日産プリンス神奈川厚木営業所の須崎と申します!今日はご挨拶に伺いました!」

 

まず最初にやらされたのが「百軒訪問」

 

自分の担当するテリトリーが決められて、その地区のありとあらゆる家や会社を片っ端から挨拶して廻る。

 

今だと個人情報なんとかに引っかかりそうな感じだけど、とにかく百軒名刺とパンフレットを配らないと営業所には戻れない、、

 

意外に真面目(笑)なところがある自分は、言われた通りに片っ端から挨拶して廻り。

 

 テリトリーとは言ってもまぁ~地区の~丁目くらいの範囲だから、週間もすると大体一通り終わった。

(もちろん在宅してない家もたくさんあったけど、、

 

営業所の直属の上司の課長にその報告をすると、

 

「そうかよくやった!」

 

「じゃあまたはじめからもう一回廻ってこい!」

 

「え!つい先日挨拶に行ったのにもうですか、、」

 

「なんて言って伺えば、、」

 

「この辺来たから顔出した!とか、なんでもいいから自分で考えるんだよ!」

 

どこの馬の骨ともわからない人間が数百万円の車を売るセールスマンになるためには、それくらいの度胸と積極性を身につけなければダメで。

 

数をこなす中でどんな工夫や何に気づくかということを教えようとていたのだろうけど、その時はただ必死だった。

 

「先日お伺いしました日産プリンスの~」

 

「今日は近くを通りましたのでご挨拶に~」

 

 

数日後、

 

「課長二回目廻り終わりました!」

 

「おお!そうか!」

 

「じゃあまたイチから行ってこい!」

 

「、、、」

 

 

さすがにここか月で回とか来られても相手だって呆れてくるし、、

 

それどころか、いかにもイヤな顔をされたり怒鳴る人も居たりと、心折れそうになりながらもひたすら挨拶に行き続けた。

 

そんな矢先に課長から、

 

「そろそろポイントを絞って行った方がいいな!」

 

「車検がか月以内の車を探してアプローチしてこい!」

 

なるほど、、

 

確かに馬鹿みたいに挨拶廻りしたけど、全く脈のないそもそも車を持っていない人のところとか、

 

気が楽な分暇で相手をしてくれるおばちゃんのところとか行ってたけど意味ないよなぁ、、

 

 

そこから僕は、車検の近い車や自社のクルマをすでに購入しているユーザー、またクルマ好きそうな家を見つけて集中的に営業に廻る様になった。